2022-06-13
本日は『名医類案』から「娠症」の医案をご紹介いたします。
妊娠期には脾経が大切であることが解ります。
徐文伯①从宋後廃帝②出楽游苑門,逢一婦人有娠。帝以善診,診之曰:此腹是女也。問 文伯,曰:腹有両子,一男一女,男左辺青黒,形小于女。帝性急,便欲剖視,文伯惻然③曰:若刀斧恐其变異,請針之立堕,便瀉足太陰④(脾,隠白穴),補手陽明⑤(大腸,合谷穴),腹便応針而落,両児相続出,果如其言。(可見堕胎之症,以脾為主,則知安胎之法,亦以脾為主。)(江瓘『名医類案』)
①徐文伯:南齊の人物。医術に精通していた。
②廃帝:帝位を奪われた天子。
③惻然:悲しみ心を痛めるさま。
④足太陰:
⑤手陽明: