本日も引き続き,薛鎧『保嬰撮要』から「疔」の医案をご紹介したします。
一小児足患之,嘔吐腹脹,二日不食,欲用護心散,診気口①脉大,審其大便所出皆酸穢,余曰∶此飲食停滞耳,非瘡毒内攻也。若用護心等剤則誤矣,急投保和丸②二服,及隔蒜灸而愈。其時同患是症,用護心,敗毒之剤者,倶致不救。(薛鎧『保嬰撮要』)
①気口:寸口。『素問』経脈別論篇に,「気口成寸,以決死生」とある。
②保和丸:山楂・神麹・半夏・茯苓・陳皮・連翹・莱服子。
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