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鍼灸臨床医案【流注1】

本日ご紹介いたしますのは,薛鎧の『保嬰撮要』から「流注」の医案になります。

流注とは,筋肉や骨に生じた化膿性疾患の膿が開口して流れ出す症状,実性膿瘍を指します。

【流注1】

一小児腿腕間患此,已半載,腫硬色白,形気倶虚。余先用五味異功散,加当帰三十余剤,却佐以八珍湯二十余剤;更用葱熨法,腫勢漸消,中間一塊,仍腫。此欲作膿也,当補其血気,倶用托裏散為主,異功散為佐,仍用葱熨法,月許針出稠膿。仍用前二薬,及豆豉餅,三月余而愈。(薛鎧『保嬰撮要』)

【注釈】

①葱熨法:葱白を細かく切って搗いた後に炒め,患部に頻繁に熨法を行い,冷えたら交換する。

②豆豉餅:豆豉餅灸。

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