本日も引き続き「流注」の医案です。
一小児腿患之,腫硬色白,悪寒懶食。此脾胃陽気虚,而不能成膿也,非敷貼敗毒所能療。遂用托裏散,及葱熨法,月余;患此脹痛発熱,膿成針之,膿出而安。仍用托裏散,肢体漸健。因飲食内傷泄瀉,忽口噤①目閉,自汗手冷,此脾胃虚寒之悪症也。以異功散,内用人参一両,乾姜一銭半,灌之尽剤而蘇。又以托裏散,内用人参五銭,数剤始能動履;却用托裏散,大補湯,葱熨法,豆豉餅,半載而愈(薛鎧『保嬰撮要』)
①口噤:歯をきつく食いしばる。口を噤む。
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