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鍼灸臨床医案の紹介【目痛1】

鍼灸臨床医案

【目痛1】

本日は傅仁宇の『審視揺函』から,「目痛」の医案をご紹介したします。

樓全(ろうぜん)の治療経験が記載されています。

【原文】

樓全善治男子,毎夜至目珠連眉棱骨痛,頭亦半辺腫痛,以黄連膏等寒凉点之,益疼,諸薬不效,灸厥陰少陰,痛随止,半月後又作,又灸又止,月餘,遂用夏枯草,香附子各二両,甘草四銭,共為末,毎食後茶清調服銭半,下咽疼即減半,七日痊愈。(傅仁宇『審視瑶函』)

【注釈】

①目珠:眼球。

②傅仁宇(ふ・じんう):明代,江蘇省出身の眼科医。

③『審視瑶函』(しんしようかん):別名を『眼科大全』といい,傅仁宇の撰により,明・崇禎17年(1644年)に刊行された。

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