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鍼灸臨床医案【舌腫痛2】

本日は薛己の『口歯類要』から,「舌腫痛」の医案をご紹介したします。

【舌腫痛2】

一膏粱之人患舌痛,敷服皆消毒之薬,舌腫勢急。余刺舌尖及両傍,出紫血杯許,腫消一二。更服犀角地黄湯一剤,翌早復腫脹,仍刺出紫血杯許,亦消一二。仍服前湯,良久舌大腫,又刺出黒血二杯許,腫漸消。忽寒熱作嘔,頭痛作暈,脉洪浮而数,此邪雖去而真気愈傷。与補中益気倍加参,耆,帰,朮,四剤而安,又数剤而愈。(薛己『口歯類要』

【注釈】

①犀角地黄湯:『備急千金要方』を出典とする。犀角・生地黄・芍薬・牡丹皮。

②『口歯類要』:明代・薛己の撰により,明・嘉靖7年(1528年)に成書となる。

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