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鍼灸臨床医案『喉廱1』

東京,大阪では新型コロナウィルス変異株の流行で,3度目の緊急事態宣言が発令されそうです。

相変わらず「泥縄」を繰り返すばかりか,泥棒に金銀財宝を差し出すという状況です。

さて,本日は『続名医類案』から「喉廱」の医案をご紹介したします。

「喉廱」とは,咽喉部に生じた癰瘍のことです。

【喉廱1】

李王公主患喉癰数日,腫痛,飲食不下。才召到医官,言須針刀開口,方得潰破。公主聞用針刀,哭不肯治,痛逼水谷不入。忽有一草澤医①曰∶某不使刀針,只用笔頭蘸薬癰上,霎時便潰。公主喜,遂令召之。方両次上薬,遂潰出膿血一醆余,便覚痛減,両日瘡無事。今伝其方∶医云乃以針系笔心中,軽軽画破腫処,乃潰散耳。(魏之琇『続名医類案』)

【注釈】

①草澤医:民間医。

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