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鍼灸臨床医案【咳嗽3】

【欬嗽3】

本日の出典は『明史』から, 凌漢章のカルテです。

【原文】

凌漢章治里人病嗽,絶食五日,衆投以補剤益盛。凌曰∶此寒湿積也。穴在頂,針之必暈絶,超時始蘇。命四人分牽其発使勿傾側,乃針果暈絶。家人皆哭,凌言笑自若。頃之気漸蘇,復加補始出針,嘔積痰斗許,病即除。 (張廷玉『明史』凌雲伝

【注釈】

①凌漢章:明代医家で,太医院の御医を勤めた。

②里人:近所の人。

③絶食:

④益盛:症状がピークに達した。

⑤凌: 凌漢章

⑥頂:頭頂部を指す。

⑦頃之:間もなく。短時間であることを表す。

⑧張廷玉:(1672~1755)

⑨『明史』:二十四史のひとつで,清代・張廷玉らによる。

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