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鍼灸治療

 当院において日常心がけている点について,前回からの続きです。

『素問』五常政大論篇第七十に,次のような記載があります。

病有久新.方有大小.有毒無毒.固宜常制矣.大毒治病.十去其六.常毒治病.十去其七.小毒治病.十去其八.無毒治病.十去其九.穀肉果菜.食養盡之.無使過之.傷其正也. 不盡.行復如法.

 ここに記載されている「毒」とは薬物のことで,「有毒」とは,強烈な薬性をもつ薬物のことで,「無毒」とは,比較的穏やかな薬性の薬物のことです。

 これによれば,『「大毒」で治療する必要がある場合には薬で6割治療する,「常毒」で治療する必要がある場合には薬で7割治療する,「小毒」で治療する必要がある場合には薬で8割治療する,「無毒」で治療する必要がある場合には薬で9割治療する,そして最後は食事により養生することで治癒させる,決して刺激過多となり正気を損傷してはならない。もし治癒しなければ,同様に繰り返す』ことが大切であるとされています。

 この記載は薬物治療について述べられたものですが,「毒(薬)」を「鍼」や「手技」に置き換えてみると, 鍼灸や手技療法においても そっくり当てはまるのです。

 当院では,毎回一通りの施術を終えた後に, (特に急性痛の患者様に対して) 来院時の辛さがどの位減少したかをお尋ねしております。

 ぎっくり腰,捻挫,寝違いなど顕著な施術効果がある場合もありますが,一般に6~8割の辛さを取り除くことを目標としています。それから先は患者様の治癒力に依存する点が大きいため,皆様方の養生によるご協力をお願いいたしております。

 中国医学では,「毒=薬」と考えています。本来,漢方薬とは長期間服用するものではないのです。ここが中国医学と日本漢方との大きな違いですね。

 

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