またまた『扁鵲心書』からです。
『鍼灸甲乙経』には,女性の石門に施灸すると妊娠できなくなるとあります。
一貴人①妻為鬼所着,百法不效。有一法師②書天医符奏玉帝亦不效。余令服睡聖散三銭,灸巨闕穴五十壮,又灸石門穴三百壮,至二百壮,病患開眼如故,服姜附湯,鎮心丹五日而愈。(竇材『扁鵲心書』)
【注釈】
①貴人:封建時代において,公(く)卿(ぎょう)・高い地位にある人。
②法師:有徳の高僧。
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