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鍼灸臨床医案【呃逆3】

【呃逆3】

本日も「呃逆」の医案になります。またまた「期門」の登場です。

【原文】

 娄東呉大令梅頓先生弟也,丁未夏,帰自烟台,炎風烈日不無感受,萑符不靖不無驚恐。舟中兼有当夕者,至中途疲滎殊甚,急棹抵呉門。或謂憔悴之体,竟応投補。沈見脉数未平,気口独盛,以為虚中有実熱,初用薷,芩等剤,溯其源也。継用劫利等剤,導其流也。宿垢既除,旋培元気,元気漸復,行且勿薬矣。因設酬労之宴,労倦憊甚,其夕神昏肢倦,俄而発呃。沈曰∶労復発呃,当施温補無疑,第虚気上逆,其勢方張,恐湯薬未能即降,須艾爇佐之為妙。一友于期門穴一壮即緩,三壮全除,調補而瘥。(魏之琇『続名医類案』)

【注釈】

①大令:県令に対する敬称。

②萑符:沢の名前。

③不靖:不安定である。

④沈:沈明生。

⑤気口:寸口。

⑥俄而発呃:急にしゃっくりを生じた。俄而:突然。

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