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鍼灸臨床医案【泄瀉1】

本日から「泄瀉」の医案になります。まずは『扁鵲心書』からです。

【泄瀉1】

一人患暴注,因憂思傷脾也,服金液丹,霹靂湯不效,盖傷之深耳。灸命関二百壮,大便始長,服草神丹而愈。(竇材『扁鵲心書』)

【注釈】

①泄瀉:希薄な水様便を排出し,排便回数が増加する病証を指す。分類法には以下のようなものがある。

A) 病因により,風瀉,寒泄,暑瀉,湿瀉,熱瀉,濡泄,痰瀉,食傷瀉,気瀉,腎瀉など。

B)症状と大便の性質により,飧泄,溏泄,水瀉,洞泄,鶩泄,滑泄,五更泄,禄食瀉,大瘕泄など。

c)虚実により,寒瀉・熱瀉,脾虚瀉・腎虚瀉など。

②暴注:突然発生する泄瀉。

③霹靂湯:川附子・桂心・当帰・甘草。

④草神丹:川附子・呉茱萸・肉桂・琥珀・辰砂・麝香。

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