2021-03-04
感冒沖剤,板藍根,酢
本日,東京の出版社から電話があり,「中国でコロナウィルスについての本が出版されたので,翻訳できるかみて貰えませんか?」という問い合わせをいただきました。
早速全体を斜め読みし,目次を翻訳して返送しました。
内容としては,ワイドショーを見ている人なら誰でも知っているようなもので,パンフレットを集めただけのような内容のものでした。
「コウモリは食べちゃダメ」といったイラストが印象的だったのですが, 著作権の問題でここで紹介できないのが残念です。
特に興味をひいたのは,サブタイトルに挙げた「 感冒沖剤,板藍根,酢 」です。
「 感冒沖剤」
これは,中国でポピュラーなかぜ薬で,お湯を注いで飲むタイプのものです。
「 板藍根」
これはsarsが流行した際に非常に注目をあびた漢方薬です。
「酢」
これもsars流行の際,酢の水蒸気で部屋を燻蒸するとウイルスが死滅するという噂が立ったものです。
中国ではまだこれらが信仰されているのでしょうか?
それよりも気になったのは,中国の人にとって「日本人はこのような内容も知らない」と思われたことです。
確かにこの数日の政府の対応をみていると,「日本っていつの間にこんなに遅れた国になったんだろう」と嘆かざるを得ません。
幸いなことに,新幹線が走っていない鳥取,島根はまだ感染が確認されていませんが,良いことやら??