本日は『 医学正伝 』の医案です。
臍上とは,臍中ともいい,神闕穴のことです。
一人泄瀉,日夜無度①,諸薬不效。偶得一方,用針沙,地竜,猪苓三味,共為細末,生葱搗汁,調方寸匕②,貼臍上,小便長而瀉止。(虞搏『医学正伝』③)
①無度:記載できない程の回数の泄瀉。
②方寸匕:古代において薬の粉末を量り取る器具名。一寸平方。湯液では約2.74ml。
③『医学正伝』:『医学正宗』ともいう。明・虞搏(ぐたん)の撰(1515年)。
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