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鍼灸臨床医案【腰痛1】

【腰痛1】

「腰痛」は,鍼灸が得意とする疾患のひとつです。古代には火鍼で治療していました。

【原文】

舍弟腰疼。出入甚艰。予用火針微微頻刺腎兪。則行履如故。初不灸也。屡有人腰背傴僂来覓点灸。予意其是筋病使然。為点陽陵泉令帰灸即愈。筋会陽陵泉也。然則腰疼又不可専泥腎兪。不灸其他穴也。(王執中『鍼灸資生経』)

【注釈】

①火針:鍼具名。鍼灸の鍼を火で焙って真っ赤にして使用する。

②傴僂:せむし。

③覓:探す,求める。

④筋会:八会穴のひとつで,陽陵泉穴を指す。『難経』45難に,「筋会陽陵泉」とある。筋肉の拘急(ひきつり)や弛緩,疼痛を主治する。

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