本日,5月25日全国緊急事態宣言が解除されました。
また松江市の学校も本日から登校が始まりました。
それに先立ち,23日には当院にもアベノマスクの配給がありました。
今回の日本初となる緊急事態宣言について感じたことを書いてみようと思います。
自粛警察。
お互いに相手を監視し合う,まるで戦時中にあった「隣組」?
これは日本に根付く「いじめ」の体質と同じようなものに感じました。
抗体検査。
疫学調査の一環として,抗体検査が行われるようになりました。これによって日本国民に集団免疫を取得させようという考えなのでしょうか?
今年の夏の終わりまでになんとか治療薬が開発されますように。
診断・評価。
我々が施術を行なう際には,「診断⇒施術方針の決定施術⇒評価」というプロセスを辿ります。それに対して今回の新型コロナウィルスに対し,国は「どういつ施策をどういう目的で行い,その結果がどうであったか」を明確にしてくれませんでした。その代わりといってはなんですが,ワイドショーがああでもない,こうでもないと解説してくれていました。「やった,治った,良かった」では科学性があるとはいえませんね。
そのワイドショーでは,「コロナウィルスとの戦いに勝つ」と煽っていたチャンネルがありました。しかしすでに「戦い」というレベルではなく,「共存」が必要とされるフェーズに入っていると思われます。
ここまで書いて,学生の時読んだ栗本薫の小説を思い出しました。
「地球」にとって,「人間」という存在はまるで「地球」を徐々に浸食してくるウイルスのようなもの。今回の新型コロナウィルスは,その「人間」に対して「地球」が作り出した抗体のようなものではないでしょうか? 自己の欲望のために自然環境破壊を繰り返している「人間ウイルス」に対して地球が抵抗しているようにしか思えません。
新型コロナウィルスとの共存に成功しても,近い将来また新しいウイルスが出現するのは,地球の自浄作用が働いている証なのでしょうか?