本日は張子和の『儒門事親』より,「抽搦」の医案をご紹介いたします。
黄如村一叟②,両手搐搦,状如拽鋸,冬月不能復③被。适戴人④之舞陽,道経黄如,不及用薬,針其両手大指後中注穴上。戴人曰∶自肘以上皆無病,惟両手搐搦,左氏所謂風淫末疾者,此也。或刺後溪,手太陽穴也。屈小指握紋尽処是穴也。(張子和『儒門事親』)
【注釈】
①抽搦:『太平聖恵方』を出典とする。瘈瘲(けいしょう)の別称。手足を交互に伸縮させ,痙攣が止まらない。
②叟:老人。
③復・覆:覆う。
④戴人:張子和。
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