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鍼灸臨床医案【手足麻木1】

長らく続いた今年の梅雨もようやくあけ,本日から8月です。
内科疾患のカルテも残り少なくなってきました。

本日は『続名医類案』から「手足麻木」の医案をご紹介いたします。

【手足麻木1】

李東垣治杜意逵,患左手右腿麻木,右手大指次指亦常麻木至腕,已三四年矣。諸医不效,求治。曰∶麻者気之虚也,真気弱,不能流通,至填塞経絡,四肢倶虚,故生麻木不仁。与一薬,决三日效。遂制人参益気湯,服二日,手心便覚熱,手指中間如気脹満。至三日後,又覚両手指中間如手擦,傍触之,曰真気遍至矣。遂于両手指甲傍,各以三棱針一刺之,微見血如黍粘許,則痹自息矣。後再与調理而愈。(魏之琇『続名医類案』)

【注釈】

①如黍粘許:キビのような大きさの出血。

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