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鍼灸臨床医案【脚躄1】

本日は『続名医類案』記載の「脚躄」の医案をご紹介させていただきます。

躄(いざり)とは,足が立たない病証をいいます。
医案では,華陀夾脊穴に施灸することで治療しています。

【脚躄1】

有人病両脚躄,不能行挙。輂詣佗,佗望見云:已飽針灸服薬矣,不須復看脉。便使解衣,点背数十処,相去或一寸,或五分,縦邪不相当,言灸此各十壮,灸瘡愈即行。後灸処夹脊一寸上下行,端直均調,如引縄也
『漢书·華佗伝』

【注釈】

②輂:馬に引かせて物を運ぶ大車。

③佗:華佗を指す。

④点背数十処,相去或一寸,或五分:背部両側で脊を夾むこと1寸で,上下の間隔は1寸,または5分に取穴する。

⑤灸瘡愈:灸瘡が癒合する。

⑥灸処夹脊一寸上下行,端直均調,如引縄也:背部の脊を夾むこと1寸の上下の施灸箇所が,まるで一本の縄を掛けたかのように垂直であった。

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