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鍼灸臨床医案【難産4】

本日は周密の『斉東野語』から「難産」の医案をご紹介いたします。

【難産4】

按『斉東野語』:唐長孫後怀高宗,数日不能分娩,诏医博士李洞元候脉,奏云:缘子以手執母心,所以不産。太宗問曰:当何如? 洞元曰:留子母不全,母全子必死。後曰:留子,帝业永昌。遂隔腹針之,透心至手。後崩,太子即诞。後至天陰,手中有瘢。(周密『斉東野語』

【注釈】

①医博士:医学教授官。

②不全:安全を保障できない。

③崩:崩御する。

④周密:(1232~1308)。済南出身の人物。

⑤『斉東野語』:周密の撰による。

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