本日は「著脳病」の医案です。「著脳病」という証名はあまり聞いたことがありませんね。竇材の『扁鵲心書』が出典です。
一人年十五,因大憂大悩,却転脾虚,庸医①用五苓散及青皮,枳殻等薬,遂致飲食不進,胸中作悶。余令灸命関二百壮,飲食漸進,灸関元五百壮,服姜附湯一二剤,金液丹二斤方愈,方書混作労損,用温平小薬誤人不少,悲夫②!(竇材『扁鵲心書』)
①庸医:やぶ医者。
②悲夫:どうして人の心を傷つけない事があろうか。
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