本日は『名医類案』より,「灸誤」の医案をご紹介したします。
李東垣が清上瀉火湯で治癒させています。
一人,稚年①気弱,于気梅三里穴,時灸之。及老成②,熱厥頭痛,雖厳冬,喜朔風③吹之,其患輒止④,少処暖,及近烟火,其痛輒作⑤,此灸之過也。東垣⑤治以清上瀉火湯,尋愈。(江瓘『名医類案』)
①稚年:幼年。
②及老成:老年になって。
③朔風:北風。朔は「北」。
④輒止:すぐに(発作が)止まる。
⑤輒作:すぐに(発作が)起こる。
⑥東垣:李杲(1180~1251)。
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